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外出時にマスクが常に必要になってから、早くも2年を超えました。
マスクの下にリップを塗らない人が増える世情を、コスメ界は指をくわえて見ていたわけではなく。
ピンチはチャンスとばかりに革新的なリップがたくさん登場した。
しかし2年も経つと、新たなリップは一通り出尽くしたのかな?と思っていたところ。
我らがエトヴォスがやってくれましたよ…!
マット×薄づき×リップバームという新感覚アイテムは、もちろんマスクとの相性もいい。
それで石鹸で落とせるのはすごい。
落ちやすいわけでもないのに。
「マスクにつかないリップはどれも唇に合わなくて…」という方にも1度試していただきたい。
今回の記事ではエトヴォスのミネラルシアーマットルージュ・ベイクドブラウンをレビュー。
マスクにつくのか?石鹸で落とせるのか?などの疑問をまるっと解決していきます。
ミネラルシアールージュ・ブラウニーレッドと、ミネラルルージュ・メルティチョコとの比較を交えつつ紹介していきます。
目次
エトヴォス ミネラルシアーマットルージュ ベイクドブラウン
4g、3,520円
唇にエアリーな質感
なめらかなセミマット越しに、彩りを透かせて(公式サイトより)
エトヴォスは日本のミネラルコスメブランド。
ポイントメイクの充実ぶりが特長です。
リップだけで5種類ある。
ミネラルシアーマットルージュは2022年秋新登場のリップ。
植物由来のオイル・ワックスに、天然由来のミネラル・色素が合わさってできています。
オランダセンニチ花エキス(保湿)やトコフェロール(保湿)がぷっくりうるおった唇へと導きます。
石油系界面活性剤・タール系色素・鉱物油・シリコン・香料・防腐剤・アルコール不使用。
クレンジングを使わず石鹸で落とすことができます。
2022年8月発売の時点では以下の3色展開です。
- 定番色:ベイクドブラウン、サンテラコッタ
- 限定色:プラムピンク
わたしはベイクドブラウンを購入しました。
全成分はこちら。
ベイクドブラウン:トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、スクワラン、シリカ、トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2、カオリン、(イソステアリン酸/ベヘン酸)(グリセリル/ポリグリセリル-6)エステルズ、合成ワックス、ラウロイルリシン、ヒドロキシステアリン酸水添ヒマシ油、キャンデリラロウ、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、カルナウバロウ、シア脂、ヒマワリ種子油、シロバナルーピン種子エキス、オランダセンニチ花エキス、グリチルレチン酸ステアリル、トコフェロール、酸化チタン、酸化鉄、水酸化Al、マイカ (公式サイトより)
外観
銀のパッケージに、円形のスティック。
蓋オープン。
見た目はリップバームのよう。
カラーの解説
以下では、ミネラルシアーマットルージュ・ベイクドブラウンを中心に、3種のリップの色を解説していきます。
- ミネラルシアーマットルージュ・ベイクドブラウン
- ミネラルシアールージュ・ブラウニーレッド(限定?廃盤?)
- ミネラルルージュ・メルティチョコ(21年夏限定)
ミネラルシアーマットルージュ以外は廃盤・限定です。詳しくは後述。
以下では唇が多発するので苦手な方はご注意ください。
ミネラルシアーマットルージュ・ベイクドブラウン
先に腕スウォッチから。
1度塗りだと薄づき、3度塗りだと発色のはっきり度は少し増すけど薄づきなのは変わらない。
「ベイクドブラウン」という名前ですが、こんがりブラウンではなくふわっと柔らかい発色だと思った。
素の唇の色にかなり左右されそうではありますが、わたしの茶紫唇の場合、ソフトなピンクベージュ寄りブラウンに見えた。
唇の色が明るい人なら、深みあるブラウンに感じられるのかも。
オフィスでも遊びに行くときでも、どこにでもつけていけそう。
黄みにも青みにも偏らないニュートラルな色みなので、イエベでもブルベでも使えると思います。
ミネラルシアールージュ・ブラウニーレッド(限定?廃盤?)
透け感あるうるつや発色が持ち味のミネラルシアールージュ。
ブラウニーレッドはブルベでも使える赤みブラウンです。
赤みとブラウンみのバランスがとてもよく、何にでも合わせやすい。
メイクでの登場頻度高めなお気に入りカラーです。
ですが、ブラウニーレッドはどうやら廃盤のようで。
2021年に再発売されたときは定番品扱いだった気がするんだけど…。
わたしの勘違いなのか?
公式サイトにはすでに存在しない。
ネットで探せばまだ買えるかも。
楽天には在庫ありました。
そのうち買い替えるつもりだったので悲しい。
限定品で大人気だったので2021年に再発売という経緯だったんだし、定番品としていつでも買えるようになることを願ってやみません。
ミネラルルージュ・メルティチョコ(21年夏限定)
うるおいと高発色が両立しているのがミネラルルージュ。
21年夏限定カラーのメルティチョコは、溶けたチョコを思わせる青みブラウンです。
3度塗りもすると「チョコフォンデュ食べた?」な唇になりますが、これもねー、いい色なのよ。
ブルベでも使えて色濃いめで、ピンクや赤に寄っていないブラウンらしいブラウンって珍しい。
会社にも着けていける色かと言われると正直厳しそうだし、マスクにはべったり付いちゃうし、限定なのは仕方ないとも思う。
でも可愛いんだよー、好きなんだよー。
もし再販してくれる機会があれば絶対買い足します。
他種ルージュと比較スウォッチ・着画
上で紹介した3種リップの比較をしていきます。
腕スウォッチから。
1度塗り。
3度塗りか4度塗りか、そのくらい。
シアーマットは薄づきで柔らかですね。それに表面がサラッとしている。
他の2種は発色の強さ、ツヤ感が全然違う。
唇に塗った画像も並べてみた。
じっくり見比べると、シアーマットの薄づき感がよく分かる。
ナチュラルでソフトに血色を灯らせる。
柔らかなブラウンのニュアンスもちゃんと伝わります。
3度塗りとティッシュオフの比較。
ティッシュオフしてもシアーマットはあまり変わらない。
色みが残っています。
ティッシュの拭き跡を見ると、違いは一目瞭然です。
シアーマットは薄づきで軽い
着け心地の軽さは断然シアーマットです。
エトヴォスのシアーマットルージュの質感は、マット以上セミマット未満だと思いました。
セミマットというと、個人的なイメージではもう少し厚づきでツヤがあるもの。
わたしのイメージするセミマットはセルヴォークのディグニファイドリップスです。
でもシアーマットルージュはマットよりはうるおいがある。と思う。
ベタつかず表面はサラリとしているけど、内側に自然なうるおいを感じる。
猛暑でカピカピの地面ではなく、表面は乾いていても前夜の雨水が染み渡って内側が柔らかい土のようなうるおいです。
うるおいでぷるぷるともまた異なります。
伝わりますかね。
草抜きしやすい土です。ますます伝わらないか。
マット系のリップって、もっと厚づきで唇をべったり覆うものだと思っていた。
その常識は古いものになりつつある。
最近は軽いリキッドリップや薄づきで透け感あるマットリップなどが出ているけど、エトヴォスのシアーマットルージュほどリップクリーム感覚かつマット寄りのものは珍しいのではないでしょうか。
表面はマットに近くてサラサラ、内側はじんわりバームのうるおい。
馴染みいいカラーと相まって、着けていることを忘れそうになる。
これがわたしのすっぴん唇だよね?と錯覚しそうになる色馴染み、軽さ、サラサラ感。
新感覚のリップです。
マット×薄づき×リップバーム、こういう切り口があったのか!と驚きました。
マスク落ちチェック
リップクリーム感覚ならマスクにつくのでは?
全くつかないとは言えないけど、つきにくい部類に入るのは確か。
2時間外出して、マスクつけたまま喋り倒して、帰宅した日の写真です。
この暗い写真ではリップの色みを感じにくいですが、実物を見るとちゃんと血色が残っていました。
わたしのすっぴんの唇はもっと青っぽく見えるから。血行不良です。
マスクへの色移りは少しだけでした。
マスクを外してすぐ水を飲んだけど、コップの口に色はつかなかった。
個人的には、この程度色が残ってくれるなら日常使いには十分ではないかと。
リップバームに似ているので鏡を見なくても塗り直しやすいし、数時間持てばささっと塗り直すタイミングはあるだろうということで。
油分には弱いので食事をすると大半が落ちますが、食後にさっとリップクリームを塗る感覚で塗り直せるので問題ないと思う。
石鹸で落ちるのか
落ちにくいとしたら、落としにくいのでは…?
気になりますよね。
石鹸で落としてみました。
先ほどのスウォッチ写真。重ね塗りしているやつです。
泡タイプの洗顔料を乗せて、
くるくる、
ぬるま湯をかけて流しました。
一番上のシアーマットだけは全体的に残っている。他は大体落ちた。
もう一度洗ってみます。
泡の洗顔料を乗せてくるくる、
今度は十分に馴染ませて、
ぬるま湯をかけて洗い流す。
全て綺麗に洗い流せました。
跡形もない
ゴシゴシこすらなくても、水道水を直接かけなくても、2度洗いしたら綺麗に洗い落とせました。
他のリップ2種よりは落ちにくかったけど、2度洗いして落ちるなら十分じゃないかな。
今回は腕に塗った直後のものを落としましたが、1日の終わりにメイクを落とすときは1日中塗って喋って食べて…を繰り返した後なので、塗りたてよりも落としやすいはずです。
買ってから何度か使った印象では、メイク落としで困るという感覚はない。
もし仮に落ちにくくても、油分のあるものを丁寧に馴染ませて洗い流せば落ちます。
スキンケア用のオイルや乳液で事足りる。
これ、開発にかなり時間かかったんじゃないかなあ。
石鹸オフ可能という制約下でこの使用感を生み出すには紆余曲折があったのでは。
エトヴォスに感謝です。
石鹸で落とせることはクレンジングしたくない人にとっては魅力でも、肌が強い人にはデメリットに転ずる場合もあるのかもしれません。最近そう思うようになりました。
石鹸オフだと落ちやすいか気になるという方は、まずはリップから買ってみるのをおすすめします。
今回のミネラルシアーマットルージュは初めてのエトヴォスにもぴったりです。
エトヴォスのポイントメイクの色出しは毎回とてもおしゃれだし、メイクアップアーティスト・小田切ヒロさんの生み出すシーズン毎のビジュアルはいつも素晴らしい。
石鹸で落とせるコスメはな…と思っている方がいたら、まずはこのリップから試してみてほしいです。
プラムピンクの再販希望
これ、使用感いいじゃん、限定のプラムピンクも欲しいな〜と思って公式サイトにアクセスしたら。
もう完売になってる!
え、嘘でしょ?
「再入荷の予定はございません」って、そんな無慈悲な…。
限定品でも発売後すぐ完売はあまりないイメージ(限定品でも十分な数がある)だけど、今回は人気だったんですね。
プラムピンク、流行り関係なく使いやすそうな色だから再販しないかな。
ブルベの人が買い続けると思うのだが。
再販してください、エトヴォスさんお願いします…!
まとめ
- 定番色ベイクドブラウン:イエベもブルベも使えるソフトなブラウン
- 薄づきマットで軽く、リップバーム感覚
- マスクにつきにくく、石鹸で落とせる
新色で、ダークレッドやダークプラムを出してくれないかなあ。
需要少ないかもだけど。限定でもいい。
まずはプラムピンクの再販を熱烈希望します。
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