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23年6月某日、衝撃のニュースが飛び込んできました。
粉質の進化が楽しみやら、大好きカラーが廃盤になるのが悲しいやら、感情は大忙し。
何はともあれ、新色は買うっきゃない!
フレンチフィグとスローベージュの2色を購入したのでレポします。
リニューアル前のロゼブラウンとモーブブラウンの2色や、過去の限定パレットと比較しつつレビューしていきます。
- スローベージュ:透け感と肌馴染みのキラキラブラウンパレット
- フレンチフィグ:糖度がちょうどいい高発色ピンクパレット
- ゴミ見えしない綺麗なラメ、しかし仕事では使いにくいかも?
目次
エトヴォス ミネラルクラッシィシャドー フレンチフィグ、スローベージュ
4,620円
根強い人気を誇るミネラルクラッシィシャドーが美容成分を新配合しリニューアル(公式サイトより)
エトヴォスは日本のミネラルコスメブランド。
敏感肌でも石鹸オフコスメで旬のメイクを楽しみたい!という人にとって、大変ありがたいブランドです。
ミネラルクラッシィシャドーは2017年の発売以来、エトヴォスの代表的アイテムとして支持を集めてきました。
初のリニューアルとなる今回、敏感な目元を保湿成分を強化。しっとりとした質感のパウダーに仕上げています。
石油系界面活性剤・鉱物油・香料・アルコール・タール系色素・シリコン・パラベン不使用。
クレンジング不要で石けんで落とすことができます。
全成分はこちら。
スローベージュ:
マイカ、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、ヒアルロン酸Na、ポリクオタニウム-61、シロキクラゲ多糖体、オリーブ果実油、ホホバ種子油、アシタバ葉/茎エキス、クダモノトケイソウ果実エキス、モモ花エキス、グリチルレチン酸ステアリル、グリチルリチン酸2K、BG、水、セスキイソステアリン酸ソルビタン、(+/-)合成フルオロフロゴパイト、酸化スズ、酸化チタン、酸化鉄、水酸化Al、カルミン
フレンチフィグ:
マイカ、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、ヒアルロン酸Na、ポリクオタニウム-61、シロキクラゲ多糖体、オリーブ果実油、ホホバ種子油、アシタバ葉/茎エキス、クダモノトケイソウ果実エキス、モモ花エキス、グリチルレチン酸ステアリル、グリチルリチン酸2K、BG、水、セスキイソステアリン酸ソルビタン、(+/-)カオリン、グンジョウ、合成フルオロフロゴパイト、酸化スズ、酸化チタン、酸化鉄、シリカ、水酸化Al、カルミン (公式サイトより)
カラーは下から時計回りにスローベージュ、フレンチフィグ、ブリックオレンジ、ジンジャーキャメルの全4種です。
今回はブルベが使いやすそう(に見える)フレンチフィグとスローベージュを購入しました。
外観
ケースはリニューアル前と変わらず。蓋の裏に鏡つきです。
付属品は小ぶりなブラシとチップです。
チップはリニューアルして細身になりました。
ブラシも少し変わった気がするけど、よく分からない。ほぼ同じと見ていいです。
以下、パレット左上から反時計回りにA、B、C、Dとします。
腕にスウォッチ
まずはスローベージュから。
1度塗り。
重ね塗り。
A、Bはややイエベ寄り、C、Dはややブルベ寄りという印象。
A、Bは発色より輝きがメインのカラーです。スウォッチでは色が分かりやすいように濃く塗っていますが。
Aはグリッターが主役の透け感ライトベージュ。シルバーラメを筆頭に、ゴールド、ピンクなどの多彩なパールが輝きます。
Bもいろんな色のパールが輝きますが、Aよりは発色します。ほのかにオレンジの気配があるサテンベージュです。キラキラ度はAの方が強い。Aはシルバーラメのインパクトがある。
C、Dはサテン寄りのサラリとしたマットです。Cはうっすら青みの優しいココアブラウン。繊細なパール入りです。Dは赤みも黄みも抑えた影のあるブラウン。細かいパールがわずかに入っていますが、あまり目立ちません。サラサラと細かい粉でぼかしやすく発色を調整できるのがいい。
スローベージュはイエベでもブルベでもいけそうな塩梅を目指していると感じました。
買う前は「ブルベ向きのスローベージュとイエベ向きのジンジャーキャメルが対になっているのかな?」と思っていましたが、実物のスローベージュは完全にブルベ向きというわけでもなかった。パレット左側のA、Bはイエベ向きカラーだし。
イエベ向きの2色は発色より輝きメインで透け感あり。自己診断1stブルベ夏2ndイエベ秋でくすみ重視タイプのわたしでも使える色です。
逆に、ブルベ向きカラーのC、Dもぼかしやすく発色を弱められるので、イエベの人でも問題なく使えるのではないだろうか。
市場にアイシャドウが氾濫していてもなお、ブルベ向きブラウンパレットは稀有な存在です。
スローベージュは完全にブルベ向きパレットとまでは言えなくても、「ブルベも使えるブラウンパレット」の称号は得ていいと思います。
お次はフレンチフィグ。
1度塗り。
重ね塗り。
ザ・ピンクパレットです。ピンクブラウンパレットと呼んでもいいか微妙なレベル。やはりピンクパレットだと言いたい。
Aはラメぎっしりのサテンなピンクベージュ。シルバー、ピンク、ブルーなどのラメがきらめきます。少量だけ取って薄く伸ばすと、ピンクベージュはあまり目立たずラメだけが光る。
Bはマットでくすみがかったローズピンク。塗り重ねるほど赤みが強く出ます。
エトヴォスのマットな粉、好きなんですよね。2021夏限定についての過去記事でも騒いだけど。ふんわり柔らかい手触りでぼかしやすく、肌の奥から立ち上がるような発色にできます。
フレンチフィグのBはスローベージュのC、Dより質感が柔らかい。スローベージュのC、Dはサラリとしている。どちらもぼかしやすいのは同じです。
Cはパールがチラチラと光るピンクブラウン。ボルドーぽさも感じます。こちらもサテン系のサラッとした質感。
Dも細かいパールが密かに入った締め色ブラウンで、やや赤みと青みがある。
パレット全体として見たらややブルベ寄りではないかと思います。
フレンチフィグの現物を見る前は「リニューアル前のロゼブラウンの後継品なのかな?」と思っていた。
しかし肌に塗ってみると全然違う。
ロゼブラウンはピンクニュアンスのブラウンパレットなのに対し、フレンチフィグは紛うことなきピンクパレット。そして全体的に輝きが強い。
ロゼブラウンとフレンチフィグは別物と考えた方がよさそうです。
スローベージュとフレンチフィグを一緒にスウォッチ。発色のしかたの違いを見てほしい。
スローベージュの方が透け感があって発色が柔らかい。
フレンチフィグの方がくっきり色を出せます。フレンチフィグもぼかせば発色を和らげられますが、ピンクの色合いを楽しめる。
パレット左上のキラキラカラー(A)の光り方も違う。どちらも輝きが目を引きますが、スローベージュは砂糖菓子のよう。つぶつぶキラキラしているけど肌に溶け込みます。対するフレンチフィグの方がインパクトがあって、宝石のカッティングが反射するようです。スローベージュの方がラメの大きさが少し小さいのかもしれません。
過去のパレットと比較
過去の似たパレットと比較していきます。
まずは手持ちのピンク系パレットをかき集めて見た。結構あるな。
こうして眺めると、フレンチフィグはピンクと赤みのパレットですね。
スローベージュは、リニューアル前の定番色であるモーブブラウンと(似てるとは思わないけど)比べてみました。
がっつり青みパレットのモーブブラウンと比べると、スローベージュは黄みを感じますね。
モーブブラウンはパールが繊細に輝くのに比べると、スローベージュはラメの粒が大きい。
モーブブラウン、大好きだったんですよね。特にパレット左下(スウォッチ上から2番目)の絶妙なグレージュが好き。廃盤になって本当に悲しい。ストック買いするか迷っているうちに、公式では在庫切れになってしまいました。
モーブブラウンに似た色のパレットを出してほしい。限定でもいいから。エトヴォスさん、どうかお願いします…!
メイクしてみた
各パレットを使ってアイメイクしてみました。全て指塗りです。
眉はいずれのメイクでもアネリアナチュラルのアイブロウペンシル・グレイッシュブラウンです。
まずはスローベージュから。想像よりナチュラルに仕上がりました。
C、Dのブラウンはぼかしやすいので、指塗りでも「塗りすぎた!ヤバい!」事故が起きづらい。忙しい朝に助かりますね。メイク下手なズボラとしてはありがたい限り。
Aのラメをがっつり塗ったのにゴミ見えしない!!嬉しい!!!
同時発売のミネラルアイバームでも感動の嵐だったけど、ラメがゴミ見えしないとこんなに嬉しいんですね。
エトヴォスのアイパレットでも、過去の限定の派手なラメは使用量注意と思って使っていた。
例えばサンライズデューとか。
エトヴォスに限った話ではなく、わたしはラメ全般が苦手です。
パーソナルカラー(自己診断1stブルベ夏2ndイエベ秋でくすみ重視タイプ)的に似合わない(ラメより圧倒的マット派)上に、重たい一重まぶたの圧にラメが負けてしまう。
ラメを使って自分に似合わせたいなら、使う部分と量に注意と心得ていました。下まぶたの中央だけ、上まぶたの目頭部分だけとか。
スローベージュのラメは、何も考えずに広くたっぷり塗ってもゴミ見えしない…!嗚呼、こんな日が来るなんて。ラメに遠慮せず接することができるなんて。
ゴミ見えどころか、ツヤっぽく濡れ感もあるような光り方をしている。
4色使ってもがっつり濃く囲み目!アイメイク!という雰囲気にはならず、今っぽい抜け感アイが作れます。
透け感がいい仕事をしていますね。光で魅せるメイクです。
シンプルなブラウンパレットこそ似合う似合わないがはっきり出がちですが、スローベージュは人を選びづらいと思います。
お次はフレンチフィグ。ピンクメイク可愛い。スウォッチ中から思ってたけど、これは人気出るやつです。
Bのマットカラーはぼかしつつ上まぶた3分の2〜4分の3まで広く塗りました。
糖度がちょうどいいいちご色メイクに仕上がりました。甘さだけでなく、芯の強さも感じられる。
がっつりピンクなのに腫れ見えしない。透け感とラメの質感のおかげでしょうか。
スローベージュ同様にラメがゴミ見えしない。嬉しい…!ギラッギラにラメを塗りたくってやろう。
今回のメイク画像ではやっていないけど、Bのマットカラーを眉に重ねると顔全体に統一感が出ておすすめです。
色を混ぜても濁らずキレイ
パパッと指でメイクしても綺麗に仕上がる秘密は、色を混ぜても濁らず発色するから。
公式インスタライブでも言っていた通りです。
4色を重ねて塗った図。ただ塗っただけながら美しいグラデーションになっている。
色の重ね方で異なる表情が楽しめる、1つで何度も美味しいパレットです。
デパコス級の輝き、しかし仕事で使うには…?
スローベージュもフレンチフィグも、最初の感想は「デパコスやん」でした。いや、デパコスのアイシャドウを使ったことはないんだけども。
キラキラ光るけど上品さがある。サラリとぼかしやすい粉で透け感も美しく、重ねても濁らない。粉質がいいです。
キレイな大人のお姉さんが使ってそう。
公式サイトには偏光レッドパール入りと書いてあります。じっくり見たら赤とかピンクに見えるパールがある。それのことかな。細かくて肌馴染みがいいです。
「偏光パールがギラギラ主張したらどうしよう…」と心配していた方は安心してください。
ただしパールやラメの光り方は全体的に強めです。シルバーラメが結構目立つ。
キラキラが可愛いんです。可愛いけど、輝きが強すぎて仕事で使えるのか…?とも思ってしまう。
色自体はベーシックなので、職場によっては全然平気だと思いますが。
今日、仕事に恐る恐るフレンチフィグをつけていきました。パレット左上Aのラメは下まぶた中央に少しだけ。左下Bのマットカラーを軸にメイクしました。
わたしの職場はメイクについていろいろ言われたことはなく(今のところ)、制服の帽子で目元が隠れるのでアイシャドウの色はまあまあ自由に使っている。でも強いラメを全面的に使うのはなあ…と思ってしまいます。
フレンチフィグならラメを抑えれば仕事でもいけるかな。でも結構ピンク強めだからなあ…。
スローベージュは左側A、Bがキラキラが強いので、今のところは仕事につけていくのは躊躇してしまいます。スローベージュの清楚な仕上がりは仕事にぴったりなんだけどな。
慣れ、なんですかね。1ヶ月も経てば仕事にも平気でスローベージュをつけて行ってるかも。
エトヴォスは今まで「ベーシックで場面問わず使える定番色」「トレンドを押さえた限定色」と棲み分けているのだと思っていた。
しかし、今回のリニューアルを見る限り、定番色でもモード・トレンド方面へと舵を切ったのでしょうか?勘繰りすぎですかね。
自分としてはモード・トレンド方面は大歓迎です。キャラ立ちしててすごく好き。でも古くからのファンで困る人もいるかもしれません。
もしくは、今後はキラッキラがベーシックとして認められていくのでしょうか。
個人的には「仕事で目元キラキラさせても全然いいじゃん」と思いますが、現状の日本社会ではやはり許容されない場面もあるかと思うので。
この粉質で、こういうおしゃれな配色で、光を抑えたマット系パレットを定番で出してくれないでしょうか。要求の多いオタクですみません。エトヴォスさん、何卒よろしくお願いします…!
スローベージュもフレンチフィグも、仕事ではほどほどに、休日はがっつり使っていきます。
まとめ
- スローベージュ:透け感と肌馴染みのキラキラブラウンパレット
- フレンチフィグ:糖度がちょうどいい高発色ピンクパレット
- ゴミ見えしない綺麗なラメ、しかし仕事では使いにくいかも?
「エトヴォスの進化した粉質で定番色パレットが欲しい」。長年の願いが実現して嬉しい。この1点に尽きる。
キラキラと美しい発色を体感してみてください。
購入は以下のリンクからどうぞ。
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同時発売のミネラルアイバームを一緒に使うのも可愛いです。